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小山の伝説

小山の伝説・小山百景は、小山市教育委員会文化振興課・小山の昔の写真は、栃木県メディアボランティアに帰属します。無断転載、再配信等は行わないで下さい。

人から人へ、親から子へと長い間語り伝えられてきた伝説、それは生の郷土の歴史であり、かけがえのない文化遺産といっても過信ではありません。
伝説には多少の脚色があっても、郷土に根ざした先人たちのすばらしい英知や心情には現代に生きる私たちの心をとらえてやまない、不思議な力が秘められているように思われます。

小山の伝説

お知らせ新鸞清水(小山

      しょ しょ 青蓮寺に
大きな鐘が あったとさ
      しょ しょ おしょうさんが
毎日 鐘をついたとさ
      しょ しょ 少々ずつ
鐘のつりてが 減ったとさ
      しょ しょ 鐘楼のそばに
そだが 山ほどあったとさ
      しょ しょ 方丈の少女が
朝ばん そだで炊いたとさ
      しょ  しょしょうがないわと
鐘の真下を 行ったとさ
      しょ しょ 少女の頭に
鐘が どかんと落ちたとさ
      しょ しょ しょぼ降る雨夜にゃ
少女のおばけが 泣いたとさ
      しょ しょ 青蓮寺は
おばけ寺になったとさ